最近はゴルフ場の予約サイトが普及して、気軽に安くゴルフ場を予約できるようになりましたよね。
そのため、
- ゴルフ会員権を買うと本当に得なの?
- 会員権の仕組みがよくわからない。
- そもそも、なんでこんなに高いの?
身近にゴルフ場の会員の方がいないと、ゴルフ場の会員になる魅力はよくわからないですよね。

仕組みもわからないし、結局お得なのかもわからない!
この記事では、ゴルフ会員権の仕組みを図解でわかりやすく解説しているので、ホームコースが欲しくなってきた方におすすめです。
記事を読めば、ゴルフ会員権の仕組みがわかり、あなたに会員権が必要かどうかを判断できます。
ゴルフ会員権に興味はあるけれど、いま一歩踏み出せていないという方は、ぜひ参考にしてください。
>>ゴルフ会員権を購入した方の生の声を知りたい方は、こちらの記事がおすすめです▼
【図解でわかる】ゴルフ会員権って結局なに?仕組みをわかりやすく解説


ゴルフ会員権とは、ゴルフ場の会員資格を購入し、年会費を支払うことで、ゴルフ場の「メンバー」としてプレーできる権利のことです。
ゴルフ場の会員(メンバー)になると、一般利用者(ビジター)に比べて割安なプレー代で利用できるほかに、次のようなサービスを受けられます。
- 優先的な予約・割引料金
- メンバー枠でのひとり予約
- クラブが開催する協議会への参加
- 併設された練習施設の利用
ゴルフ場の会員になると、ゴルフ場が主催する競技会への参加や、メンバーだけが参加できる予約枠でのプレーを通して、ホームコースを中心としたゴルフ仲間が見つかります。
ゴルフ会員権がおすすめな人
- ひとりでも、土日でも、気軽にラウンドしたい
- 長期的にラウンド費用をお得にしたい
- 月例競技や交流会を通じてゴルフ仲間がほしい
- 真剣勝負の競技ゴルフに挑戦したい
- ゴルフ場の練習施設をつかって上手くなりたい
- 家族優待を使って夫婦でゴルフを楽しみたい
ゴルフ会員権の購入には、初期費用や年会費といったコストがかかります。
ですが、自分の目的を明確にして正しい方法で購入すれば、その投資はプレー環境や人脈、ゴルフの上達といった形でしっかり回収できます。



むしろ「買ってよかった」と感じられるはずです。
>>ゴルフ会員権をかしこく買う方法は、こちらの記事で解説しています。
【基礎知識】ゴルフ会員権の制度を解説


ゴルフ会員権と一口にいっても、実はゴルフ会員権の制度には次の3つがあります。
- 預託金制のゴルフ会員権(◀8割がこれ)
- 株主会員制のゴルフ会員権
- 社団法人制のゴルフ会員権
会員種別 | 預託金制 | 株主会員制 | 社団法人制 |
---|---|---|---|
仕組み | ゴルフ場にお金を預けて 会員資格を得られる | ゴルフ場の株主となり 会員資格を得られる | ゴルフ場の社員となり 会員資格を得られる |
費用負担 | 比較的安い | 高い | とても高い |
売買の自由度 | 流通数も多い | 自由流通数が少ない | 原則自由原則禁止 |
経営への参加 | 権利なし | 経営に関する意思決定に 参加できる | 株主として議決権あり理事会等で運営に関与 |
向いている人 | プレー権を重視 | 経営参加・資産性を重視 | 格式・社交性を重視 |
市場で売買されている会員権は、預託金制のゴルフ会員権がほとんどです。
当サイトでは、はじめてゴルフ会員権を買う方がわかりやすいように、預託金制のゴルフ会員権について詳しく解説します。



株主会員制、社団法人制は気になる方だけ見てね▼
興味のある方はこちらをタップ▼
株主会員制の仕組みと特長


株主会員制のゴルフ会員権は、ゴルフ場を運営する会社の株式を購入することで会員になる制度。
会員はゴルフ場の株主=オーナーの1人となるため、預託金制と異なりクラブに対してメンバーとしての権利を得られます。
運営会社の株主になるため株主総会で議決権を行使でき、ゴルフ場の経営に参加する権利を持ちます。



歴史ある名門ゴルフ場に多いです。
- ゴルフ場の運営会社の株主として議決権を持つ
- 会員の意見や立場を重視した運営が行われやすい
- 市場の流通量が少なく、売買されにくい
- ゴルフ場解散時には財産分配の権利あり
▼株主会員制ゴルフ会員権の証書例


>>ゴルフ場運営への関与や資産価値を重視する人におすすめ
株主会員制の代表的なコースとしては、小金井カントリー倶楽部、武蔵カントリークラブ、箱根カントリー倶楽部などがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
クラブ運営に直接関われる ゴルフ場の運営が好調だと配当金が出る 市場に流通してなく価値が下がりにくい | 購入費用が高い ゴルフ場の業績で資産価値が変動する 会員権の譲渡手続きが煩雑 |
会員権の譲渡については、株主会員制クラブでも基本的に第三者への譲渡・名義書換は可能です。
ただし実際には市場に出回ることが極めて少なく、売却時にクラブ理事会の承認や厳格な入会審査が伴うため、すぐ手放せません。
社団法人制の仕組みと特長


社団法人制のゴルフ会員権は、ゴルフ場を運営する団体が社団法人となり、会員は法人の社員になる制度。
基本的に譲渡や売却は認められておらず、市場に社団法人制の会員権が出回ることはありません。



現在残っている社団法人制のゴルフ場は、昭和中期までに作られた名門クラブの一部だけです。
- 社団法人制クラブの会員は社員と呼ばれる
- 会員による自治的運営が行われる
- 市場で売買できるものではない
>>「招かれて入る」ゴルフ場で、一般の会員権市場とは異なる世界です。
社団法人制の代表的なコースとしては、霞ヶ関カンツリー倶楽部、東京ゴルフ倶楽部などがあります。



一般人のての届くところにはないので、そういう名門ゴルフ場もあるんだな。くらいでOK
預託金制ゴルフ会員権の仕組み


預託金制のゴルフ会員権は、ゴルフ場に「お金を預ける」ことで会員資格を得られる仕組み。
預けたお金(預託金)はゴルフ場の運営資金として使われ、退会時に返還にされます。
日本国内のゴルフ場の約8割が採用している、最も一般的な会員制度といえます。



ゴルフ場を作るときの初期費用を、ゴルファーから集めたのが預託金制度のはじまりだよ。
- 国内ゴルフ場の約8割が採用
- 入会預託金は数十万〜数百万
- 市場の流通量が多く、売買されやすい
- 会員権代金の相場は「預託金額」が影響
▼預託金制ゴルフ会員権の証書例


>>プレーを重視しつつ、ライフスタイルの変化に応じて臨機応変に売却したい人におすすめ
預託金制のゴルフ会員権では、預けた金額が明記された「預託金証書」が発行され、その証書が「会員権証書」となります。
預託金は、ゴルフ場が定めた一定期間を経過して退会する際に、ゴルフ場に返還を請求できます。



会員権=預託金証書には、
・預けたお金を請求する権利
・会員としてプレーする権利
があるから、ゴルフ会員権は高いイメージがあるんだね!
預託金制ゴルフ会員権の特徴はこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
退会時には預託金が返還される 採用ゴルフ場が多く選択肢が多い 中古市場で相場を見ながら売買できる 入会審査のハードルが比較的低い | 預託金の返還時期や条件がある ゴルフ場の運営に参加できない 外的要因により価値が変動する |



据置期間はゴルフ場により異なるけど、一般に10〜20年程度が多いです。
預託金制のゴルフ会員権は、クラブの定める条件(理事会承認や名義書換料の支払い等)を守れば売ったり譲ったりでき、子どもに相続することもできます。
ゴルフ会員権の購入方法と費用相場


ゴルフ会員権の購入方法は、以下の3つが基本です。
- 会員権業者をとおして市場で購入
- ゴルフ場の新規募集に申し込む
- 個人間取引(ジモティ・メルカリ)
それぞれの購入方法の特徴は以下のとおり▼
購入方法 | 会員権業者 (市場で取引) | ゴルフ場の 新規募集 | 個人間取引 (ジモティ・メルカリ) |
---|---|---|---|
おすすめ度 | |||
特長 | 専門業者を通して市場で 売買する一般的な方法 | ゴルフ場が新たに会員を 募集するタイミングで購入 | 知人同士などで 直接売買を行う方法 |
メリット | 市場価格で買える 購入手続きをサポート 流通数が豊富で選択肢が多い | 手続きが比較的スムーズ 名義変更手続きは不要 | 仲介手数料が不要 価格交渉がしやすい 信頼関係があれば安心感◎ |
デメリット | 仲介手数料がかかる 相場に左右されやすい 業者の見極めが必要 | 募集時期が限られる 入会金が別途かかる 希望のゴルフ場がない | 自分で名義変更手続き トラブル対応は自己責任 相手探しが大変 |
かかる費用 | 会員権代金 名義変更料 年会費 仲介手数料 | 預託金 入会金 年会費 | 会員権代金 名義変更料 年会費 |
一般に、ゴルフ会員権の購入にかかる費用総額は50万〜300万円ほどです。
ゴルフ会員権の購入には、以下の費用がかかります。
- 会員権代金(または預託金)
- 名義変更料(または入会金)
- 年会費
- 仲介手数料(会員権業者の場合)
上記費用の総額は市場に連動するため、購入方法によって大きく差が出ることは少ないです。
一方で、購入した会員権に年会費の未納が残っていたり、ゴルフ場の経営状態が悪かったりすると、購入してから後悔してしまうこともあります。



だからこそ、購入前の事前調査がとても大切!
安全にゴルフ会員権を購入するなら、ゴルフ会員権業者を通じて調査してもらうのがおすすめ。
ゴルフ場の経営状況やメンバーの雰囲気までチェックしてくれるので、入会後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクをぐんと下げられますよ。
>>おすすめのゴルフ会員権業者は、こちらの記事で紹介しています▼
ゴルフ会員権の価格は「需給バランス」で決まる


ゴルフ会員権の取引価格は、需要(買いたい)と供給(売りたい)のバランスで決まります。
株式市場と同じように、
- 人気の高いゴルフ場は、買いたい人が増えて売りたい人が減るため価格が上がる
- 人気のないゴルフ場は、買いたい人が減って売りたい人が増えるため価格が下がる



相場に影響を及ぼす要素を解説します。
日本ゴルフ同友会で会員権の相場をチェック
公式サイト
会員権価格が下がりにくいゴルフ場の特長


会員権の取引価格が下がりにくいゴルフ場には、以下の特徴があります。
「会員権の取引相場が下がりにくい」ゴルフ場の特長
- アクセスが良い
-
高速道路の出口からのアクセスが良いゴルフ場は価格が高くなる傾向があります。
- コースや施設設備が整っている
-
コースや施設のメンテナンスが行き届いていると価格が高くなる傾向があります。
練習施設やカート設備なども重要な要素です。
- ゴルフ場の経営状況が良い
-
利用者が多く、経営が安定しているゴルフ場は価格が高まる傾向があります。
反対に、経営状況がいまいちだと会員権価格が下落するリスクがあります。
- ゴルフ場の知名度がある
-
トーナメント開催などでゴルフ場の知名度が上がると、価格も高まる傾向があります。
知名度は低いけど優良なゴルフ場もあるので良し悪しですね。
- 会員の量と質が適正
-
既存会員の量と質も相場を形成する要素のひとつで、適正な会員管理がされているゴルフ場は価格が高まる傾向があります。
会員数の適正値は、18ホール当たり1,200人程度といわれています。
反対に、会員数が過剰に多い・少ない場合には価格が下る傾向があります。



会員権を購入する前にチェックできるので、体験ラウンドや会員権業者に聞き取りをしましょう。
会員権価格に影響する「その他の要因」


以下の要因によっても、会員権の取引価格へ影響がおよぶ可能性があります。
取引価格へ影響を及ぼす「その他の要因」
- 時期による需給バランスの変動
-
オフシーズンになる11月頃〜は需要が減少するため、取引価格は下がりやすいです。
春先からゴールデンウィークにかけて需要が増加するため、取引価格が上がる傾向です。 - 名義書換料や入会預託金、年会費などの変動
-
上記費用が高くなると需要が減少するため取引価格は下がりやすくなります。
反対に安くなると買いたい人が増えるので取引価格は上がる傾向があります。
- 長期間にわたる名義書換の停止
-
ゴルフ場が長期間にわたり、市場相場を上回る入会金で新規会員を募集していると、その間名義書換が停止されるため、市場の流動性が下がり取引価格も低くなる傾向があります。
- プレミアム価格
-
入会制限のあるゴルフ会員権は希少性が高く、プレミアムが付き割高になる傾向があります。
ゴルフ会員権には利用日や属性によって3つの区分がある


ゴルフ会員権には大きく次の3つの区分があります。



厳密には、ゴルフ場によってほかの区分があることもあります。
各会員権のプレー日や費用相場、特徴をまとめました▼
区分 | 正会員 | 平日会員 | 婦人会員 |
---|---|---|---|
プレー日 | すべての営業日 | 平日 (月〜金曜) ※土曜含む場合あり | 女性専用 すべての営業日 |
クラブ競技会 | すべての 競技に参加 | 平日開催分の 競技のみ参加 ※土曜含む場合あり | すべての 競技に参加 |
費用相場 | 50~300万程 | 正会員の半額程度 | 正会員より割高 ※プレミアムがつきやすい |
市場の流通 | 取引が多い | 取引が少ない | 取引が極少 ※希少性高い |
向いている人 | 週末にも頻繁に ゴルフする人 | ・平日に休暇が取れる人 ・プレー料金重視の人 | 制限のある名門コース でも入りたい人 |



メンバーは週末プレー代がお得になるので、正会員がおすすめ!
正会員|全日メンバーサービスを利用


正会員は、クラブの定休日を除くすべての日にメンバーサービスを受けられる会員権です。
一般ビジターよりも予約が優先され希望日にプレーしやすくなります。



ゴルフ場主催の大会(月例杯など)に参加できるのが魅力です。
正会員のメリット・デメリットはこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
週末・祝日もメンバー料金でプレー可 すべてのクラブ競技会に参加できる 会員同士の交流機会が多くゴルフ仲間が増える 会員権の流通性が高く売買しやすい | 初期費用が高い 年会費が高い |
正会員がオススメなのは以下のような人です。
- 週末や祝日にゴルフを楽しみたい人
- ラウンド回数が多い人
- クラブ競技会を通して競技ゴルフを楽しみたい
メンバー同士の交流機会は週末に多いため、ゴルフで交流の輪を広げたい人におすすめです。
平日会員|平日にメンバーサービスを利用


平日会員は、平日限定でメンバーサービスを受けられる会員権です。



「週日会員」ともいいます。
正会員に比べて購入・維持費用は安くなりますが、週末に開催されるゴルフ場主催の大会(月例会など)への参加はできません。
平日会員のメリット・デメリットはこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
初期費用が安い 年会費が安い | 週末・祝日はメンバー料金にならない 週末のクラブ競技会に参加できない メンバー同士の交流機会が少ない |
平日にラウンドする人やクラブ競技会に興味がない人には、費用を抑えられて満足度が高い会員権です。
平日会員がオススメなのは以下のような人です。
- 平日にラウンドできる人
- 予算を抑えて会員権を持ちたい人
- メンバーとの交流機会が少なくても構わない人
正会員に比べて取得費用は半額程で、平日ラウンド中心でプレー料金を抑えたい方に向いています。
>>平日会員についてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
婦人会員|女性専用の会員権


婦人会員権は、女性ゴルファーの入会制限をしているゴルフ場の女性専用会員権です。
浴室やロッカーなど設備の制約から、女性メンバー数を制限しているゴルフ場に設定されています。



正会員と同等の権利で、プレー可能日や特典も同じ扱いです。
婦人会員のメリット・デメリットはこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
女性メンバー同士の交流機会が多い 女性限定の競技会が開催される 全日メンバーサービスが受けられる 会員権の流通が少なく希少性が高い | 市場流通が少なく比較的価格が高い 女性用施設が不十分な場合がある |
近年では女性ゴルファーの増加に伴い、性別での入会制限は撤廃されつつあります。
婦人会員がオススメなのは以下のような人です。
- 入会制限が厳しくても名門コースに入会したい人
- 女性同士のネットワークを重視する人
女性の入会制限がないゴルフ場の場合は、正会員の会員権を購入すれば大丈夫ですよ。
【Q&A】ゴルフ会員権のよくある質問


ゴルフ会員権についてのよくある質問を、以下にまとめました。



気になる項目があれば、参考にしてください!
まとめ|会員になるとゴルフの楽しみ方が広がる


ゴルフ会員権は「高い」「仕組みがわからない」というイメージを持たれがちですが、仕組みを分解していくと意外とシンプルです。
目的に合わせて選べば、プレー費用の節約やゴルフ仲間との出会い、練習環境の充実など、ビジターでは得られないメリットを得られます。
- 優先的な予約・割引料金
- メンバー枠でのひとり予約
- クラブが開催する協議会への参加
- 併設された練習施設の利用
ゴルフ会員権がおすすめな人
- ひとりでも、土日でも、気軽にラウンドしたい
- 長期的にラウンド費用をお得にしたい
- 月例競技や交流会を通じてゴルフ仲間がほしい
- 真剣勝負の競技ゴルフに挑戦したい
- ゴルフ場の練習施設をつかって上手くなりたい
- 家族優待を使って夫婦でゴルフを楽しみたい
一方で、会員権の購入には初期費用や年会費がかかり、ゴルフ場ごとに条件や特色が違うため、事前の情報収集と比較検討は欠かせません。



そんなときに頼れるのが、ゴルフ会員権業者
ゴルフ会員権業者を通して会員権を探すと、ゴルフ場の特色のほかにも経営状況や入会条件までチェックできるので安心して検討できます。
自分のプレースタイルや目的、そして予算に合ったホームコースを見つけ、理想のメンバーライフを手に入れてください。
当サイトでは、あなたのゴルフの「楽しい」をナビゲートできるように、正しい知識を発信していきます。
他の記事もぜひ参考にしていただき、コメントなどもいただけると嬉しいです。
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