- ゴルフ会員権ってどんな仕組み?
- 会員になるメリット・デメリットを知りたい
- 会員権はどんな人におすすめ?
ゴルフ場の会員になるとメンバーサービスを受けられ、一般利用では得られない特典が得られます。

会員権は、ゴルフをより楽しむための”パスポート”です。
この記事では、ゴルフ場会員権とは?という基本から、制度の仕組みや種類、購入にかかる費用をわかりやすく解説しています。
- ゴルフ会員権の仕組み
- 会員になると受けられるサービス内容
- どんな人がゴルフ会員権に向いているか
ゴルフ会員権の仕組みをわかりやすく解説しているので、「基礎からしっかり理解したい」という方におすすめの記事です。
記事の最後では、具体的な購入方法も紹介します。
『ゴルフ場のメンバーになってみたい』と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ゴルフ会員権とは?ゴルフ場のメンバーサービスを受ける権利
ゴルフ会員権とは、ゴルフ場の「メンバー」としてプレーする権利を得られる資格です。
多くのゴルフ場ではビジター(非会員)とメンバー(会員)で受けられるサービスが異なり、メンバーになると次のような特典を受けられます。
- 会員専用施設の利用
- 優先的に予約ができる
- プレー料金が安くなる
- 他メンバーとのマッチング
- クラブ競技会への参加
- オフィシャルハンディキャップの取得
ゴルフ場の会員権は、ゴルフをもっと楽しむための”パスポート”のようなものです。
『ゴルフがもっとうまくなりたい』
『熱量の近いゴルフ仲間に出会いたい』
『ゴルフを通して社会資本を充実させたい』
上記に当てはまる方はゴルフ場のメンバーになることで、ゴルフを一層楽しめますよ。
特定のゴルフ場でメンバーライフを楽しむよりも、複数のゴルフ場でプレーしたい!という方は、”共通ゴルフ会員権”がおすすめです。
>>>共通ゴルフ会員権についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
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ゴルフ会員権の仕組みをわかりやすく解説【預託金制・株主制・社団法人制】
ゴルフ場の会員資格には、次の3種類があります。
仕組み・費用・権利内容がそれぞれ異なります。
ゴルフ会員権制度の特徴まとめはこちら▼
預託金制 | 株主会員制 | 社団法人制 | |
---|---|---|---|
仕組み | ゴルフ場に預託金を預けて会員に | ゴルフ場の株主となり会員に | ゴルフ場の社員となり会員に |
費用負担 | 比較的安い | 高い | とても高い |
売買の自由度 | 自由 ※譲受人は入会審査が必要 | 原則自由 ※理事会承認が必要な場合あり | 原則禁止 ※死亡時は直系親族への譲渡例あり |
経営参加 | 原則できない | 株主総会で議決権行使可 | 理事会等で運営に関与 |
向いている人 | コスパを重視 | 経営参加・資産性を重視 | 格式・社交性を重視 |



国内ゴルフ場の8割は預託金制
はじめての方には、売買のしやすい預託金制のゴルフ場がおすすめです。
預託金制(保証金制)の特徴と仕組み|プレー重視の人におすすめ
預託金制のゴルフ会員権は、ゴルフ場に”お金を預ける”形式で会員権を取得する制度です。
預託金はゴルフ場の運営資金に当てられ、退会時には預託金の返還を受けられます。
国内ゴルフ場の8割ほどで採用されている代表的な会員制度です。



返還時期や条件は各ゴルフ場の会則によります。
預託金制ゴルフ会員権の特徴はこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
退会時には預託金が返還される 採用ゴルフ場が多く選択肢が多い 中古市場で相場を見ながら売買できる 入会審査のハードルが比較的低い | 預託金返還リスクがある ゴルフ場の運営に参加できない 外的要因により価値が変動する |
預託金制の会員権は購入費用が比較的安く、はじめてゴルフ会員権を購入する方におすすめです 。
株主制の特徴と仕組み|ゴルフ場運営への関与や資産価値を重視する人におすすめ
株主制のゴルフ会員権は、ゴルフ場の運営会社に出資し”株主”となることで会員権を取得する制度です。
株主になると株主総会での議決権を行使でき、ゴルフ場の経営に参加する権利を持ちます。



歴史ある名門ゴルフ場に多いです
株主制ゴルフ会員権の特徴はこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
クラブ運営に直接関われる ゴルフ場の運営が好調だと配当金が出る 市場に流通してなく価値が下がりにくい | 購入費用が高い ゴルフ場の業績で資産価値が変動する 会員権の譲渡手続きが煩雑 デメリット |
株主制ゴルフ会員権は、名門ゴルフ場の会員であることをステータスにしたい方におすすめです。
市場に流通する株主性会員権は少なく、市場価値が落ちにくい傾向ですが、市場取引がほとんどないため売却したいときにすぐ手放せないこともあります。
社団法人制の特徴と仕組み|格式を重視して名門コースで交流したい人におすすめ
社団法人制のゴルフ会員権は、ゴルフ場を運営する団体が社団法人として構成され、会員は法人の”社員”となる制度です。
基本的に譲渡や売却は認められておらず、市場に社団法人制の会員権が出回ることはありません。



はじめての方は、知識として知っているだけでOK
社団法人制ゴルフ会員権の特徴はこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
格式高いクラブに加入するステータス 会員の声がゴルフ場の運営に反映されやすい | 入会条件が非常に厳しい 入会金や年会費が高額 会員権は原則譲渡できず、取得・処分が難しい |
社団法人制ゴルフ会員は、ゴルフ場の格式や社交性を重視する人に向いています。
現在、新規の社団法人制のゴルフ場は認可されておらず、プロのトーナメント開催コースなど歴史ある名門ゴルフ場がほとんどです。
ゴルフ会員権の区分|正会員・平日会員・婦人会員の違いとは?
ゴルフ会員権には大きく次の3種類があります。
各会員権のプレー日や費用相場、特徴をまとめました▼
正会員 | 平日会員 | 婦人会員 | |
---|---|---|---|
プレー日 | すべての営業日 | 平日 (月〜金曜) ※土曜含む場合あり | 女性専用 すべての営業日 |
クラブ競技会 | すべての 競技に参加 | 平日開催分の 競技のみ参加 ※土曜含む場合あり | すべての 競技に参加 |
費用相場 | 50~300万程 | 正会員の半額程度 | 正会員より割高 ※プレミアムがつきやすい |
市場の流通 | 取引が多い | 取引が少ない | 取引が極少 ※希少性高い |
向いている人 | 週末にも頻繁に ゴルフする人 | ・平日に休暇が取れる人 ・プレー料金重視の人 | 制限のある名門コース でも入りたい人 |



女性数に制限がないゴルフ場では男女問わず”正会員”です。
上記のほかにも、夫婦でゴルフを楽しめる”夫婦会員”を採用しているゴルフ場もあります。
>>>夫婦会員についてはこちらの記事で詳細に解説しています。
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正会員の特徴|すべての日にメンバーサービスが受けられる
正会員は、クラブの定休日を除くすべての日にメンバーサービスを受けられる会員権です。
一般ビジターよりも予約が優先され希望日にプレーしやすくなります。



ゴルフ場主催の大会(月例杯など)に参加できるのが魅力です。
正会員のメリット・デメリットはこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
週末・祝日もメンバー料金でプレー可 すべてのクラブ競技会に参加できる 会員同士の交流機会が多くゴルフ仲間が増える 会員権の流通性が高く売買しやすい | 初期費用が高い 年会費が高い |
正会員がオススメなのは以下のような人です。
- 週末や祝日にゴルフを楽しみたい人
- ラウンド回数が多い人
- クラブ競技会を通して競技ゴルフを楽しみたい
メンバー同士の交流機会は週末に多いため、ゴルフで交流の輪を広げたい人におすすめです。
平日会員の特徴|平日限定でメンバーサービスが受けられる
平日会員は、平日限定でメンバーサービスを受けられる会員権です。



「週日会員」ともいいます。
正会員に比べて購入・維持費用は安くなりますが、週末に開催されるゴルフ場主催の大会(月例会など)への参加はできません。
平日会員のメリット・デメリットはこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
初期費用が安い 年会費が安い | 週末・祝日はメンバー料金にならない 週末のクラブ競技会に参加できない メンバー同士の交流機会が少ない |
平日にラウンドする人やクラブ競技会に興味がない人には、費用を抑えられて満足度が高い会員権です。
平日会員がオススメなのは以下のような人です。
- 平日にラウンドできる人
- 予算を抑えて会員権を持ちたい人
- メンバーとの交流機会が少なくても構わない人
正会員に比べて取得費用は半額程で、平日ラウンド中心でプレー料金を抑えたい方に向いています。
>>>平日会員についてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
婦人会員の特徴|女性メンバーの入会制限のあるコースの女性専用会員権
婦人会員権は、女性ゴルファーの入会制限をしているゴルフ場の女性専用会員権です。
浴室やロッカーなど設備の制約から、女性メンバー数を制限しているゴルフ場に設定されています。



正会員と同等の権利で、プレー可能日や特典も同じ扱いです。
婦人会員のメリット・デメリットはこちら▼
メリット | デメリット |
---|---|
女性メンバー同士の交流機会が多い 女性限定の競技会が開催される 全日メンバーサービスが受けられる 会員権の流通が少なく希少性が高い | 市場流通が少なく比較的価格が高い 女性用施設が不十分な場合がある |
近年では女性ゴルファーの増加に伴い、性別での入会制限は撤廃されつつあります。
婦人会員がオススメなのは以下のような人です。
- 入会制限が厳しくても名門コースに入会したい人
- 女性同士のネットワークを重視する人
女性の入会制限がないゴルフ場の場合は、正会員として会員権を購入すれば大丈夫ですよ。
ゴルフ場の会員になる6つのメリット|交流の輪が広がり”より楽しく”なる
ゴルフ場の会員となりホームコースを持つと、ビジターでは得られない多くのメリットがあります。
クラブ競技会やメンバー同士の交流会で、ホームコースを中心としたゴルフ仲間が見つけられて”ゴルフが今より楽しく”なりますよ。
- プレー料金が安くなる
- 優先的に予約できる
- クラブ競技に参加できる
- 公式ハンディキャップの取得
- ゴルフ仲間との交流が広がる
- ホームコースができて上達する
最近はプレー予約をアプリで簡単にできたり、格安プランもあり、ゴルフ会員権を購入する金銭的なメリットは少ないです。



一方で、ゴルフ場の会員しか得られない魅力があるのも事実。
>>>ゴルフ会員権のメリットやおすすめな人の特徴は、こちらの記事で詳細に解説しています。
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ゴルフ会員権のデメリット|買う前に知りたい5つの注意点
ゴルフ会員権にはさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
ここでは、ゴルフ会員権を買う前に知りたい注意点について解説していきます。
- 高い購入費用
- 年会費等の維持費用
- 資産価値の下落リスク
- 経営破綻リスク
- 所属メンバー間のいざこざ
ゴルフ会員権の取得には、“高い購入費用”と“年会費等の維持費用”がかかります。
さらにゴルフ場の経営状況によっては、会員権の価値が下落するリスクや経営破綻により預託金が返ってこなくなる金銭的リスクも生じます。



購入前にしっかり調査をしてから買いましょう!
購入前にリスクを調査し、安全にゴルフ会員権を購入するには”ゴルフ会員権業者”がおすすめです。
ゴルフ会員権業者を通じて、ゴルフ場の経営状況やメンバー状況を調査してもらうと入会後に後悔する確率をぐんと下げられますよ。
>>>おすすめのゴルフ会員権業者については、こちらの記事で解説しています。
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ゴルフ会員権の購入にいくらかかる?費用の総額は”50万〜300万”
一般的に、ゴルフ会員権の購入にかかる費用総額は50万〜300万円ほどです。
- 会員権代金|10~200万円
- 名義書換料|10~100万円
- 年会費 |3~10万円
- 売買手数料|5~7万円



会員権の種類やゴルフ場によって大きく異なります。
気になるゴルフ場の価格相場は、会員権業者へ見積依頼をしましょう。見積もりは無料で依頼できますよ。
>>>ゴルフ会員権購入にかかる費用を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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ゴルフ会員権の料金相場の決まり方|需要と供給のバランス
ゴルフ会員権の取引相場は、需要(買いたい)と供給(売りたい)のバランスで決まります。
- 人気の高いゴルフ場は、買いたい人が増えて売りたい人が減るため“価格が上がる”
- 人気のないゴルフ場は、買いたい人が減って売りたい人が増えるため“価格が下がる”
つまり、買いたい人と売りたい人のバランスで取引価格が決まり、そのマッチングを行うのが”ゴルフ会員権業者”です。



ゴルフ会員権の市場はそんなに大きくないため、個人で探すのはおすすめしません。
>>>ゴルフ会員権の取引相場の決まり方はこちらの記事でより詳しく解説しています。
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どこで買える?ゴルフ会員権の購入方法|個人売買・新規募集・会員権業者
ゴルフ会員権は、主に会員権業者を通して市場で購入するのが一般的ですが、他にも購入方法があります。
- 会員権業者
- ゴルフ場の新規募集
- 個人売買
それぞれの購入方法の特徴、メリット・デメリットを一覧表にまとめました▼
購入方法 | 特徴 | おすすめ度 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
会員権業者 | 専門業者を通して市場で 売買する一般的な方法 | 市場価格で選べる 購入手続きをサポート 流通数が豊富で選択肢が多い | 仲介手数料がかかる 相場に左右されやすい 信頼できる業者の見極めが必要 | |
ゴルフ場の新規募集 | ゴルフ場が新たに会員を 募集するタイミングで購入 | 手続きが比較的スムーズ 名義変更料が不要な場合もある | 募集時期が限られている 価格が割高な傾向あり 希望のゴルフ場がない | |
個人売買 | 知人同士などで 直接売買を行う方法 | 仲介手数料が不要 価格交渉がしやすい 信頼関係がある場合は安心感がある | 名義変更手続きを自分で行う必要あり トラブル時の対応が自己責任 相手探しが大変 |
ゴルフ会員権の市場規模は小さいため、適正価格でゴルフ会員権を購入したいなら専門業者に相談するのがおすすめです。



個人売買は有利に取引できる可能性もありますが、知人との金銭トラブルになる危険性も…。
>>>”失敗を減らす”ゴルフ会員権の買い方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事
【Q&A】ゴルフ会員権のよくある質問11選
ゴルフ会員権についてのよくある質問を、以下にまとめました。



気になる項目があれば、参考にしてください!
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まとめ|会員になるとゴルフの”楽しみ方が広がる”
ゴルフをもっと楽しみたい、もっと上達したい――。
そんな方にとって、ゴルフ会員権は”ゴルフをより楽しむための”パスポートになります。
ゴルフ場の会員になりホームコースを持つことで、ビジターでは得られない多くのメリットがあります。
- プレー料金が安くなる
- 優先的に予約できる
- クラブ競技に参加できる
- 公式ハンディキャップの取得
- ゴルフ仲間との交流が広がる
- ホームコースができて上達する
ゴルフ場の会員になるような熱量の人は、ゴルフや仕事においても価値観の近い方が多いでしょう。
ラウンドを重ねる中で、自然と良質な人間関係が築かれていきます。
ただし、ゴルフ会員権には制度や費用などの注意点もあります。
- 高い購入費用
- 年会費等の維持費用
- 資産価値の下落リスク
- 経営破綻リスク
- 所属メンバー間のいざこざ
入会金、年会費、名義変更のルールなどを理解せずに購入してしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔することも。
自分のプレースタイルや目的、そして予算に合ったコースを選びましょう。



まずは見積もりをとってみて、しっかり検討しよう!
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